北斗3号グローバル衛星測位システム建設表彰会が5日、北京市で行われた。北斗3号システムが2020年に完成・開通した後、初めて全面的に成果・経験を総括したものとなる。光明日報が伝えた。
北斗プロジェクトは2年半にわたり、18機のロケットにより30基の衛星を打ち上げた。予定より半年早めに、高機能で一流の性能を持つ北斗3号グローバル衛星測位システムを全面的に完成させた。これは中国が現在まで建設している規模とカバー範囲が最大で、サービス性能の要求が最も高く、一般の人々の生活と最も密接に関わる大型で複雑な宇宙システムだ。
同システムは世界に公共サービスを提供する重要時空間インフラだ。建設中に終始、独自イノベーションの発展の道を歩み、衛星測位分野の100以上の重要技術を体系的に確立し、100種余りの宇宙飛行部品を新たに開発し、中核部品の100%を独自でコントロール可能なものにした。中国の宇宙や電子などの分野の飛躍的な発展を力強く牽引した。北斗システムは現在すでに国の経済・社会発展の各業界・分野で広く応用されている。各業界のモデル転換・高度化と質・効果の向上をサポートし、顕著な経済・社会効果を達成している。国連が認める4大全地球衛星測位システムの一つとしての北斗システムはすでに、世界の200余りの国・地域のユーザーにサービスを提供し、民用航空、海事、捜索救助などの分野で国際的な義務を積極的に果たしており、人類運命共同体の構築推進に中国の力を貢献している。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年7月7日