NY、285円で買った中国の碗がオークションで2億円に
希少価値の高い宋代の碗 |
英国メディアによると、あるニューヨーク市民は骨董品市場で、3ドル(約285円)で買った中国の古い碗を、同市の美術品オークションハウス・サザビーズで19日に実施されたオークションに出品。なんと223万ドル(約2億2千万円)で落札されたという。中国新聞網が報じた。
この出品者は、2007年に自宅近くの骨董品市場で、3ドルで購入したこの碗を自宅のリビングルームに飾っていたが、本当の価値がどれほどのものか知りたくなり、専門家に鑑定を依頼したという。すると精巧に作られ、釉薬がかけられたこの小さな白い碗は、約1000年前の中国・宋代(960-1279)の時代に作られた「定窯(ていよう)」の白磁の碗であることが分かった。
サザビーズはオークション開催前、この碗の落札価格を20-30万ドル(約1900-2850万円)と予想していた。
実際にオークションが始まると、入札者4人が激しい争いを展開。最終的に、ロンドンの著名なアートコレクター・ジュゼッペ・エスケナージ(Giuseppe Eshenazi)さんが223万ドルで競り落とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年3月22日