節約の政策が発表されて以来、各テレビ局も対応し、重要な祝祭日以外は必要のない文芸の夕べなどの番組は取り消している。これまで目白押しだった年越しの番組でも有名人の出演を競い合うようなことはなくなり、また有名人の出演料も20%ほど低下する可能性がある。新京報が伝えた。
春晩の「ソフトパワー」を再構築
中央テレビの「春節聯歓晩会」(春晩)はその壮大さで有名だ。ここ数年の辰年、蛇年の春晩では同局は資金を惜しまず、舞台のみでも1億元以上を費やした。春晩は中国で最も影響力がある番組で、中国の有名人は出演料がなくても参加を希望するぐらいだが、国際的なスター、サラ・ブライトマンのような有名人を招くなら多額の出演料が必要だ。節約政策の下で、同局はどのように対応するのだろう。
中央テレビの春晩は年越し番組の目玉だが、馮小剛監督は春晩に巨額の資金を投じることはせず、素朴でユーモラスな方向を目指す意向を示している。馮監督は春晩の重点を心温まる歌などの「ソフトパワー」面に置くことを希望しており、こうすることで多額の資金は必要なくなる。「1号スタジオは昨年、一昨年の改造によりこれ以上資金を投じる必要はなくなっている。舞台も昨年のものを利用可能で、さらにお金をかける必要はない。」また馮監督の影響力をもってすれば、有名人に安めの出演料で出演してもらうことも難しくはないだろう。
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