2013年4月10日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:13:28 Apr 10 2013

「集団登下校」の日本、「親が送り迎え」の中国 (2)

 日本の小学校は人口密度に相応の校区があり、子ども達は徒歩15-20分以内で登校できる付近の学校に入学できる。スクールバスがあり、毎日決まった場所で送り迎えする学校もあるが、ほとんどの小学生は徒歩で登下校する。教諭はひとつの地域内で子どもができるだけ集団登下校できるよう割り振り、高学年の児童が低学年といっしょに下校することもある。集団登下校には「登下校班」がある。地域ごとに区分けされ、高学年児童が班長に選ばれる。班長は全員が無事に帰宅できるよう責任を持つ。たかが班長と見くびってはいけない。責任は重いのだ。

 不意の事態を防ぐため、警察・学校・保護者は協力し、登下校に関するきまりを設けている。「登下校班」の子ども達の保護者は毎日メールで子どもと登校・帰宅時間などを連絡し、問題があればお互いに知らせる。学校には保護者の両親が出張で不在の子どもの登下校を見守る教諭もいる。路上の警官は小学生に出逢うと子ども達に必要な手助けをおこない、自宅までつきそうこともある。

 日本の小学生は皆おそろいのカバンや帽子を身に付けており、小学生だとすぐにわかる。子ども達が道路を横断したいときドライバーは必ずクルマを止め、子ども達を優先する。小学生が電車、バスに乗っているのを見掛けた際は、大人達は乗り越さないように気を配る。

 2010年にはGPS機能のついた子ども用携帯電話も日本で開発された。3、4個のボタンだけがついたシンプルな携帯電話で、ボタンを押すだけで保護者や担任教諭に直接ダイヤルできるほか、110番も可能だ。子ども達は毎日首にかけ、子どもが時間通りに帰宅しない場合、保護者、担任は自分の携帯電話で子どもの現在地を確かめることができる。(編集HT)

 「人民網日本語版」2013年4月10日

[1] [2]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
関連記事
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古