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北京、中関村付近 |
歩行者が赤信号を無視して集団で交差点を渡る「中国式道路横断」の取り締まりを徹底するため、北京市交通管理部門は、「先陣を切って渡った」通行人に対し罰金を科すこととした。態度が横柄な者、違反を指摘されても改めようとしない者、人民警察の公務執行を妨害する者、さらには警官に暴行を加える者については、公安機関は法に依り厳重に処罰する。新京報が伝えた。
■赤信号を無視した歩行者は罰金10元
市交通管理局の陳竜波・副局長は、「歩行者と自転車利用者の違法行為は、長期にわたり深刻な交通問題となっている。今回の徹底取り締りでは、歩行者の違反行為が重点改善項目に組み入れられることとなった」とコメントした。
交通管理部門はこれまで、違反行為を発見した際には、管理・粛清・教育本位で対応していたが、今回、法律・法規の執行に耳を貸さない市民に対し、処罰という手段が加えられた。北京の関連法規によると、信号を無視して道路を横断した歩行者に対して10元(約160円)の罰金が科されるが、実際に実行するとなると一定の困難が伴う。
陳副局長は、例を挙げ、「ある交差点で皆が赤信号で待っているのに、一人の通行人が信号を無視して横断し始めると、それにつられて周りの歩行者もつい歩き出してしまう。このような違法行為は、必ず処罰の対象としなければならない」と語った。
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