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日本留学時の観光地での記念写真。 |
----留学時には何を学びましたか。なぜその専攻を選んだのですか。
私が留学時に学んだのは口腔医用工学で、修士課程に入りました。中国の大学で学んだのが口腔医学だったためです。口腔医用工学は主に、人工歯や審美矯正などを取り扱う学科で、工学と医学との結合です。この専門を選んだのは正しかったと思っています。発展の前途のある新しい学科で、現在の仕事にも十分に生かすことができています。
----帰国後はどんな仕事をしてきましたか。日本への留学は、その後の仕事とどのくらいかかわっていると考えますか。
帰国後は、口腔医療の仕事をずっと続けて来ました。日本で留学した時に学んだ知識と経験は、私の仕事に大きな影響を与え、大きな助けとなっています。専門技術の面だけではなく、その他の面でもほかの人とは違う観点が持てるようになりました。人に対する態度の面でも、真剣さや責任感、細かい気配りなどのすばらしい習慣を学び、身につけることができ、多くの患者さんに評価していただいています。こうしたことはすべて、日本への留学と少なからぬ関係を持っていると考えています。
----その後は日本によくいらっしゃいますか。日本社会はどう変化していると感じますか。
日本には時々行っています。会議や研修、見学、提携先との学術交流などのほか、以前の先生に招いていただいたこともあります。日本の社会についてですが、私の感覚としては、大きな変化は感じません。もしかしたら日本の社会のあり方と関係があるのかもしれません。日本を訪れる度、日本の社会、その町並みなどもまったく変わっていないなと思います。これもまた、歴史的な遺跡を残していくためのすぐれた方法なのかもしれませんね。
----当時の留学生活を振り返って、どのように感じますか。
当時の留学生活を振り返ると、確かに苦労も多かったのですが、とても貴重な生活体験だったと思っています。
----日本的留学生制度をどう考えますか。
日本の留学生制度は、優秀な学生の育成を重んじており、留学生の受け入れもとても柔軟です。もしも日本ですべての単位を取得し、順調に卒業できたとすれば、とても優秀な学生と言えますし、多くの収穫が得られたことになります。
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