中国国防相は日本防衛相に過ちを正すよう促す (2)
ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は29日、「外部の推測通り、今回のASEAN関連国防相会議は要となる問題において重大な突破口を開けなかった。中国と南中国海の他の領有権主張国との意見は対立したままだ」と指摘した。ブルームバーグの29日付報道によると、南中国海問題においてマレーシアはASEANの一部の国と明らかに姿勢が異なり、中国公船のパトロールについて憂慮していない。マレーシアのヒシャムディン国防相は28日にブルネイで取材に応じ、中国がその領有権を主張する海域でどれほど頻繁にパトロールしようと憂慮しないとして、「他人に敵がいても、それが自分の敵でもあることにはならない」と指摘。「戦争を意図したものでない限り、中国人は毎日パトロールしてもいい」と述べた。ブルームバーグはマレーシアが南中国海の6つの領有権主張国の1つであることを指摘した。
ブルームバーグは「南中国海紛争についてASEAN内の意見は一様ではない。各加盟国は南中国海で利益を異にし、中国との関係も同じではないからだ。ベトナムとフィリピンはこの紛争を安全保障上の主たる問題と見なしているが、マレーシアとブルネイはいつも緊張状態に軽く触れるだけだ」というシンガポール東南アジア研究所シニアフェロー、イアン・ストーリー氏の発言を紹介した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月30日