「9月18日」は忘れるべきでないし、忘れられない (2)
歴史を鑑として平和的発展の道を歩むことは、とうに現代世界のコンセンサスとなっている。
第2次大戦中に犯した犯罪行為について、ドイツはこれまで反省と自省を止めたことがない。1970年に時のブラント・ドイツ連邦共和国首相はポーランド・ワルシャワのユダヤ人慰霊碑前で跪いて世界を驚かせた。今年、メルケル首相はミュンヘン郊外のダッハウ強制収容所跡で自らの「深い悲しみと恥ずかしさ」を表明した。まさに自らを深く省みるこうした姿勢によって、ドイツは世界の尊敬を勝ち得たのだ。
だが、日本は依然として過ちを認めず非を悟らない。ドイツの反省と異なり、安倍政権は人為的に緊張をつくり出し、誇張して、軍備拡大と軍事政策調整の口実にする道を選択した。
安倍政権の言動を問題視する声が国際社会と日本国内からいくつか上がった。国連の潘基文事務総長と米国の映画監督オリバー・ストーン氏を含む識者は我慢できず、歴史を直視して深く反省するよう日本に促した。日本の鳩山由紀夫元首相は、日本は「友愛外交」を推し進めるべきだと指摘した。日本アニメの巨匠、宮崎駿氏も、日本の政治屋による平和憲法改正の試みに明確な反対を表明した。
残念なことに、現時点ではこうした声は余りにも弱い。
歴史の車輪は再び「9月18日」に巡り来る。右傾化の深刻化する日本政府によって、この日は一層忘れがたいものとなった。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月17日