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改革における空論は国を誤らせる (2)

 政治的空論の典型的特徴は高い構想、理想主義化、重複する弁論だ。改革の進展の蓄積には関心を持たず、辛抱強さを欠き、過程を無視して一挙に達成することを主張する。空論を唱える者たちは往々にして改革の過程に責任を負う必要がなく、自らの改革の「雰囲気」づくりに存分に陶酔することができる。あるいは逆に現状の問題について心配していないのに、改革がうまく行かなければその結果がどれほど恐ろしいものになるかを繰り返し口にする。

 現在、どのような社会的もめ事が起きても、問題を「体制の弊害」と結びつける者がいる。陰陽五行家たちのように根源を追及するこうした論法も間違っていると断言はできないが、彼らがうわべだけで述べる「体制改革」は大言、絵空事で、いかなる実行可能性も備えない。

 インターネット上では人々の心を高ぶらせる民主や人権のスローガンが多く見られ、公の場で話をする際、この2つの言葉を叫ばなければ、口も開けないような状態だ。だが人権は中国の大地において着実に発展しており、民主もたゆまず細部の構成が行われている。これらは全て、中国の各分野の改革の一石一石の貢献に源を発するものだ。

 圧倒的多数の中国人は改革の必要性をすでにはっきりと理解している。それがとうに単なる理論ではなく、過去30数年間の改革の成果がわれわれに与えた最も重要な悟りであり、信念であるからだ。改革は実際のところ、すでに中国人にとって第一の選択となっている。「改革をしないのなら、何をするのだ?」と問う人すらいる。

 だが改革は確かにリスクを伴う。このため真剣に改革を推し進める人々は一層心配げに沈思し、改革の道筋とスピードを慎重に考えている。改革には大河の気迫と気概が必要だが、精細な彫刻の慎重さ、そしてあらゆる点を勘案した全面的理解も必要だ。中央の新指導部が仕事の姿勢の改変から着手したことに、その改革への決意と着実な取り組みという二重の強烈なシグナルが見てとれる。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年12月13日

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