トヨタがタイの生産能力を拡大 産業移転との関係を否定
【中日対訳】 海外メディアの報道によると、トヨタ自動車の豊田章男社長は先週、同社のタイ工場の年産を将来的に100万台に拡大し、タイを同社のグローバル主要輸出拠点とすると表明した。トヨタの中国現地法人は13日、本件は業界内で噂されている、事業の重心および生産能力の移転とは関係ないと発表した。京華時報が伝えた。
9月より中日の対立を受け、日本企業は中国で薄氷を踏む思いをしている。業界内では、日系メーカーが相次いで東南アジアへの産業移転に踏み切るとささやかれている。トヨタの中国現地法人はこれに対して、「タイの生産能力拡大は現地の自動車市場の成長が著しいためであり、生産能力の移転とは関係がない。例えばカムリを例とすると、タイと中国のモデルは異なっている。当社はアジア市場を、日本・中国・その他のアジア市場に分けており、中国を単独の市場として位置付け、タイを重要な輸出拠点としている」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月14日
日本企業が中国から撤退する可能性高まる
日本の「隠された」経済力を過小評価すべきではない
日本企業の脱中国化、虚と実を分析
日本企業 中国事業の縮小・撤退を検討は8%
釣魚島問題、苦境に立たされた日本企業
中国での日本車販売不振、中国市場の軽視も理由