中国で広がる12月21日人類滅亡説
南京の女性(54)が最近、マヤ文明の「12月21日人類滅亡説」を信じて、家を売却。あちこちで借金をしたり、家族に「2012年に世界は終わるのだから、お金は全て寄付する」と話したりするというニュースが話題になるなど、中国ではここ連日、「人類滅亡」に関するニュースが後を絶たない。浙江省の夕刊紙「銭江晩報」が報じた。
四川省双流県でも5日、「12月21日から3日間連続で、地球は暗闇に包まれる」との噂が広まり、ロウソクを買いだめする人が続出した。また、上海市の公安局は6日、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」の公式アカウンで「5日の午前7時から6日の午前7時の間に、人類滅亡の吹聴に関する通報が、8区で計25件あった」とし、「『人類滅亡説』はデマ」と警告。「騙されることがないように」と注意を呼び掛けた。
では本当に人類は「滅亡」してしまうのだろうか?中国科学院の専門家は「『3日間連続で、地球は暗闇に包まれる』という説に、科学的根拠は全くない」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年12月7日