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日本で「だてマスク」が流行 背後には「素の自分を隠す心理」

【中日対訳】
マスクを着用する日本人女性

 風邪でも花粉症でもないのに、マスクを着用する若者が日本で増加している。日本のメディアによると、この「だてマスク」は新たなファッションになりつつある。中国紙「広州日報」が報じた。

 「NEWS ポストセブン」が2011年3月に東京・渋谷で実施したアンケート調査によると、マスク姿の10-30代100人のうち、男性9人、女性22人の計31人、約3割が「だてマスク」だった。そして、日本テレビの早朝情報エンタテインメント番組「ZIP!」は今年11月28日、「だてマスク」の特集を組み、東京で1分間にすれちがうマスク使用者の人数を調査すると、以前と比べ14倍の14人になっていると報道した。

 「ZIP!」はさらに、「なぜ、風邪・花粉症でもないのにマスクをするのか」と聞いたところ、1位「すっぴんを隠すため」、2位「防寒・肌の保湿」、3位「小顔にみせるため」、4位「落ち着くから」、5位「寝ている時の喉の乾燥を防ぐため」だった。

 日本の旬の話題を集めるサイト「Naverまとめ」によると、ある女子高生は、メイクがうまくいかなかった時、肌荒れ隠しなど、嫌な部分を隠すため以外に、「マスクで盛る」「目しか見えていないことで、ミステリアスに目力UP」「マスクしてる方がかわいく見える!」と語るなど、魅力アップのために「だてマスク」を着用する女性もいるとか。

 作家・菊本裕三氏は著書「だてマスク依存症」の中で、「教師をしている友人によれば、学生たちは『キャラがかぶる』、『キャラとちがう』という言い方をよくするという。キャラなしの本当の自分を出すことに異常に恐怖を感じる、そういう心理にいまや若者も中年もみな支配されていることにちょっと驚いてしまう」と指摘している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2012年12月5日


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