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チベット族の焼身自殺の煽動を法に基づき処罰するのは痛快

 9日付報道によると、四川省警察当局はダライ(ダライ・ラマ14世)一味が組織、画策した一連の焼身自殺煽動、教唆、脅迫殺人事件の検挙に成功し、容疑者2人を逮捕した。自白と取り調べによると、容疑者は2009年以降、ダライ一味の指令を受けて、煽動、教唆、脅迫によって罪のない8人を相次いで焼身自殺に追い込み、うち3人を死亡させた。最近チベット族居住区で起きている焼身自殺事件を法に基づき処理し、社会の安定を守るため、最高人民法院(最高裁判所)、最高人民検察院、公安部(公安省)は「チベット族居住区焼身自殺事件の法に基づく処理に関する意見」を通達。他者の焼身自殺を煽動する行為を故意殺人罪と定めた。(文:熊坤新・中央民族大学教授。環球時報掲載)

 焼身自殺を背後で指図しているのが、それが自らを利する者である可能性が高いことは疑うべくもない。ダライは一貫して宗教の仮面をかぶり、自らの政治的野心を実現する機会をうかがい続けている。チベット仏教には「人身難得」という言葉がある。命を大切にし、命を愛するということだ。これはチベット仏教の最も根本的な思想だ。仏教の戒律は各流派で異なるが、戒律がどれほどあろうとも、最大の戒律はいずれも「不殺生戒」だ。人間の命だけでなく、動物や草木の命さえ軽々しく傷つけてはならない。ダライはチベット仏教では観音菩薩の生まれ変わり、慈悲の化身と見なされている。それなのに他者をそそのかして焼身という残酷な方法で自殺させるとは、チベット仏教の名を汚し、冒涜するものだ。

 チベット族居住区の焼身自殺事件で自殺を図った者のほとんどは10代から20代前半の若者だ。ダライはこうした若者の純真さと無知を利用しているのだ。ここ何年か、社会経験の乏しい若いチベット族住民や僧侶は命を大切にする考えを欠き、「スターを追う」衝動にも駆られている。彼らの価値観はまだ完成されておらず、若者特有の気力と恐れ知らずの「犠牲」衝動を備えている。ダライは自らの「宗教の光輪」を利用して、政治的野心を若者の身に歪んだ形で植え付け、ミスリードして他者の命を自らの欲望のために犠牲にしている。これは非人道的であり、非常に反宗教的でもある。

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