外交部:村山富市元首相の訪中について
外交部(外務省)の定例記者会見で29日、洪磊報道官が日本の村山富市元首相の訪中などについて質問に答えた。
記者:日本から鳩山由紀夫元首相、公明党の山口那津男代表に続き、村山富市元首相が訪中した。中国側は訪中の意義をどう評価するか。
洪報道官:中国は日本の与野党、友好団体と正常な往来をずっと維持している。これは双方が意志疎通を強化し、問題を適切に処理し、両国関係の健全な発展を促す上でプラスだ。中日関係は依然として困難な局面に直面している。われわれは日本側が中国側と向き合って前進し、問題を適切に管理、コントロール、解決し、できるだけ早く中日関係を正常な発展の状態に戻すことを希望する。
記者:日本の村山富市元首相は1995年に歴史問題について談話を発表した。中国側はこの談話を依然重視しているか。日本の新政権がこうした問題で姿勢を変更した場合、中国側はどのような対応をとるか。
洪報道官:日本軍国主義の侵略の歴史を正しく認識し、扱うことは、日本がアジア近隣国を始めとする国際社会の理解を勝ち取るための重要な前提条件だ。「村山談話」は日本政府が過去の侵略と植民の歴史についてアジア被害国の人民に対して行った厳粛な姿勢表明であり、約束だ。日本側は歴史問題において責任を負う姿勢を具体的に示し、アジア人民の感情を尊重すべきだ。われわれは日本側が歴史を鑑として、問題を適切に処理することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月30日