東北国境エリアで人工放射性核種は観測されず
中国東北の国境エリアと周辺地域の大気中のエアロゾルを観測したところ、14日午前11時の段階で人工放射性核種は確認されなかった。環境保護部(環境保護省)の関連部門の責任者が同日明らかにした。
国内の放射能環境の安全を確保するため、同部は国務院の統一的な計画に基づき、放射能環境の緊急モニタリング対応マニュアルを発動した。これまでに移動モニタリングチームを複数派遣し、環境中の放射能の緊急モニタリングプロセスを踏まえて東北三省の国境地域で緊急モニタリングを進めている。また技術専門家チームを動員して、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)による核実験が中国の環境に与える影響をリアルタイムで分析・評価するとともに、放射能環境の緊急モニタリングについて技術指導を行っている。
全国にある約150カ所の放射能環境自動モニタリングステーションは24時間体制で稼働しており、環境中の放射能レベルをリアルタイムで観測している。リアルタイムでの継続的なモニタリングによると、空気吸収線量は正常な水準にあったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年2月15日