外国から帰国したパンダのお見合い
パンダの「愛浜」と「明浜」は今年6歳になる双子のパンダの姉弟で、日本で生まれた初めての雌雄双子のパンダだ。彼らの誕生は当時日本で大きな話題となった。双子のパンダは昨年12月15日、日本の白浜町のアドベンチャーワールドの園長自らが付き添って日本から四川省の成都パンダ繁殖基地に戻ってきた。彼らにとっては生まれて初めての故郷への旅で、またこの帰国には重要な使命があった。
6歳になる「愛浜」と「明浜」はすでに適齢期に育ったため、結婚相手を探す「お見合い」が今回の帰国の重要な原因だ。なぜ「お見合い」は日本ではできず、はるばる遠くの成都まで戻らなければならなかったのだろう。
パンダは一般に1歳から4歳までが思春期にあたり、4歳?5歳にかけて性的な成熟を迎え大人になる。繁殖が可能なのは成熟を向かえてからだ。「愛浜」と「明浜」が暮らしていた日本・和歌山県の白浜アドベンチャーワールドには15頭のパンダが生活し、海外では最大規模の飼育頭数となるが、いずれも同じ家族の血統であるため繁殖には適さない。
「愛浜」と「明浜」が帰国したのは、成都パンダ繁殖基地には「お見合い」対象となる適齢期のパンダが多いためだ。同基地では113頭のパンダが暮らすが、「愛浜」と「明浜」の「お見合い」相手にふさわしい適齢期のパンダは40頭以上いる。科学的な繁殖の要求に基づき、同基地の専門家が「愛浜」と「明浜」の「お見合い」相手を多方面から比較、選抜し、遺伝の法則やそれぞれの個性などをふまえてふさわしい相手を研究している。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年2月8日