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公務カードの普及進む 腐敗の根治に期待

 中国の公務カード制度の全面的な普及が進んでいる。財務部国庫司の8日の発表によると、中央部門及び中央に所属する1万余りの政府部門、36省・328市(地)・2833県(区)・7114郷(鎮)に属する38万余りの地方部門のほとんどで、公務カード制度の改革が実施されている。新華網が伝えた。

 公務カードの使用率を高め、「カードを持っていても使わない」という状況を打破するため、中央予算単位(中央財政が収支を管理する単位)はすでに、公務カードの使用を義務化した決済項目リストを打ち出している。振り込みでの決済が必要な支出項目を除き、事務費・出張費・会議費・公務接待費など16の公務支出項目における公務カードでの決済が義務付けられ、原則的に現金を使わない方式が導入された。強制決済リストの作成と使用義務化に伴い、公務カードの使用率は大きく高まり、公務支出のカード利用決済件数は大きく増加した。公務カードによって現金支払いを代替し、公務支出を規範化するという政策は、十分な効果を発揮し始めている。地方財政部門の一部も現地の状況に基づき、公務カード利用が義務となる決済項目リストの制定と実施を始めている。

 同制度は、公務カードを取り扱う銀行が、公務カードでの消費が行われた時間・金額・店舗などの詳細情報を該当する公務単位に送信する仕組み。単位内の財務部門は、公務カードサポートシステムを通じてこうした情報を調べ、領収書やレシートなどとすぐに照らし合わせることができる。公務カードによるすべての支払いを財政部門が直接的に管理できるため、不審な支出にも素早い調査や処理が可能で、腐敗を財政の根本から防ぐ効果が期待されている。(編集MA)

「人民網日本語版」2013年2月11日

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