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日本の有識者、靖国参拝に強く反対

 安倍晋三首相が17日、第2次大戦のA級戦犯14人を祀る靖国神社に供物を奉納したのに続き、新藤義孝総務大臣、加藤勝信官房副長官を含む国会議員約160人が18日午後、秋季例大祭中の靖国神社を参拝した。侵略の歴史を正しく認識できず、侵略戦争を否認さらは美化までする安倍内閣の行為は日本国内の見識の高い人々およびメディアの強い非難と反対にさらされている。

 日本共産党の志位和夫委員長は17日の記者会見で「靖国神社の最大の問題は過去の侵略戦争を自存自衛の正義の戦い、アジア解放の聖戦だったと美化していることだ。(安倍首相の)『真榊』奉納は参拝に相当し、侵略戦争の美化であり、厳しく批判すべきだ」と表明した。

 毎日新聞は18日付社説で「靖国は単に戦没者を祀った神社ではなく、第2次大戦のA級戦犯14人が祀られている。当時A級戦犯を祀るのには、東京裁判を否定する意図があったことを関係者は認めている」と指摘。さらに「就任以来中韓両国との首脳会談を実現できずにいることについて、安倍首相は『対話のドアは常にオープンだ』とする一方で、訪米中の講演で『もしみなさんが私を右翼の軍国主義者と呼びたいのであればどうぞ』と表明した。安倍首相が両国との関係改善を望んでいるのかどうか疑わざるを得ない」とも指摘した。

 藤田高景・社民党本部平和市民委員会前事務局長は人民日報の取材に「安倍首相は私費で靖国神社に供物を奉納したと主張するが、『個人』名ではなく『内閣総理大臣』名だった。国会議員による靖国神社集団参拝は政治的パフォーマンスであり、政治家としての姿勢を疑わざるを得ない。陸海軍所属の軍事施設だった靖国神社を集団参拝する行為は、軍国主義国家への回帰の願望をある程度反映してもおり、彼らを批判すべきだ」と述べた。

 日中協会の白西紳一郎理事長は人民日報の取材に「靖国神社は中国などアジア諸国に対する日本軍国主義による侵略戦争の美化の象徴だ。日本は第2次大戦後に侵略戦争を反省し、日本国民も二度と侵略戦争を発動しないとの姿勢を世界に表明した。閣僚など国を代表する地位にある人間は絶対に靖国神社を参拝すべきでない。今回の安倍首相の供物奉納、閣僚の参拝は日本国民の戦争への反省に背く行為と言える。もし本当に中国などアジア諸国との友好を望むのなら、今後も絶対に靖国神社に供物を奉納すべきでないし、ましてや参拝してはならない。もし中国を友好訪問し、中国との友好関係を維持したいのなら、日本の首相は日中友好平和条約など中国との4つの政治文書を厳格に遵守すべきだ。過去の約束を遵守しないのなら、日本は世界各国の信頼を得ようがない」と述べた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年10月20日

 

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