外交部、防空識別圏は主権と領土領空の安全を守るため
秦剛報道官 |
外交部(外務省)の秦剛報道官は25日の定例記者会見で「中国の東中国海防空識別圏設定は国家の主権と領土領空の安全を守るためであり、飛行秩序を維持するためでもある。関係国が不当に絡んだり、騒ぎ立てるのを止めるよう希望する」と表明した。
--中国が今この時期を選んで東中国海防空識別圏の設定を発表したのはなぜか?
東中国海防空識別圏設定の発表時期は、完全に国家の主権と領土領空の安全を維持するための必要性に基づくものだ。
--中国の東中国海防空識別圏設定によって中日間の緊張が再びエスカレートしたと懸念する声がある。これについて、中国側のコメントは。
私はすでに東中国海防空識別圏設定の目的について明確に表明した。地域情勢に緊張をもたらしたのは中国側ではない。釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題全体の歴史的経緯と現状を振り返ってみれば、地域の緊張と不安定をもたらしたのが中国側ではないとの結論にいたる。中国の東中国海防空識別圏設定は国家の主権と領土領空の安全を守るためであり、飛行秩序を維持するためでもある。関係国が不当に絡んだり、騒ぎ立てるのを止め、国際法と事実を尊重し、中国の国家主権と権益を損なう全ての行動を停止し、対話と交渉を通じた問題の適切な解決に向けて環境づくりをするよう希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月26日