「芳香漂う公衆トイレ」が市民に人気 北京
北京ではここ数年、市民からの要望のうち、「公衆トイレの環境改善」を求める声が最も多い。北京のビジネス街・国貿にある「芳香漂う公衆トイレ」は、悪臭やハエ・蝿とは一切無縁のトイレとして、界隈のサラリーマンから人気を集めている。北京青年報が伝えた。
この公衆トイレは、一見ごく普通のトイレだが、ハイテク自動消臭機能、さらには芳香機能が備わっており、便器の洗浄も不要。トイレに入っても、異臭が全くしないだけではなく、ほんのりと清々しい良い香りが漂っている。「芳香漂う」ことから人気を呼び、ここで用を足す市民は1日1万人を上回っている。
担当者によると、北京の「第一類公衆トイレ」は全国でも最高レベルで、市政府は管理運営費として年間7万5千元(約114万円)を投じ、さらに年間約2万元(約30万円)の清掃費用がかかっているという。一方、「芳香漂う公衆トイレ」は同じく第一類公衆トイレだが、清掃費約2万元が削減され、年間7万5千元の管理費しかかからない。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年3月18日