我々の耳や鼻や口に毎日必ず接触する携帯電話が一体どれくらい汚いか、考えてみたことがあるだろうか？携帯電話はトイレのドアノブと同じくらい不潔で、携帯電話に付着している各種病原菌は、インフルエンザ・伝染性結膜炎・下痢などさまざまな病気にかかる原因となっていることが、米国の最新研究で明らかになった。残念なことに、携帯電話から細菌を除去するための有効な方法は現時点では開発されていないが、画面の清潔さを保つことは可能だ。広州日報が伝えた。
▽携帯電話の細菌数、トイレのドアノブとほぼ同じ
米メディアの報道によると、コンピュータ・鍵・ペン・固定電話に比べ、携帯電話に付着している細菌の数はずっと多いという。
米ホームドクター学会の会長を務めるコロラド小児病院ホームケア科主任のジェフリー・ケイン医師は、「携帯電話に付着している病原菌によって、インフルエンザ・伝染性結膜炎・下痢などの病気にかかる可能性が高い。携帯電話の細菌が原因で病気になる確率は、トイレのドアノブとほぼ同程度だ」と指摘。「耳・鼻・口が電話に密着している時の温度は、ちょうど細菌が繁殖しやすい。携帯電話など、我々が個人所有化している物品の一部が、一般大衆に及ぼし得るマイナス影響は、我々が想像するよりはるかに大きい」と続けた。
▽アルコール清拭は最も効果的だが、画面を損なう恐れあり
研究者は、「水」「アルコール」「ガラスクリーナー」「電子機器専用クリーナー」をそれぞれ浸みこませた4種類の布を使い、携帯電話を清拭するテストを行った。実験の結果、最も効果が高かったのはアルコールで、ほぼ100％の細菌が消滅した。4種類のうち、水だけで拭く方法が、最も効果が低かった。（編集KM）
「人民網日本語版」2012年11月21日
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