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入口の看板がなければ、この建物が別荘ではなくトイレであるとは、誰にも分からない |
中国江蘇省蘇州市の市街地に架かる干将橋のそばを通っていた市民が、橋の北にある南浩街路の近くに、しっくい塗りの壁に青黒色の瓦の二階建ての「別荘」がひっそりと建っているのを見つけた。近づいて良く見ると、意外にもその建物は「公衆トイレ」だった。この公衆トイレの専有面積は200平方メートルを上回り、一階はトイレで、2階は、干将路周辺の清掃作業を担当する作業員の休憩室という。公衆トイレには、一流の設備が整えられているだけはなく、蘇州市姑蘇区で初めての、身体障害者専用昇降機まで設置されている。現代快報が伝えた。
▽まるで別荘のように豪華な公衆トイレ
しっくい塗りの壁に青黒色の瓦、四方は樹木で囲われ、入り口には庭園とお堀がある。一階入り口に「公衆トイレ」という看板がなければ、多くの人は、この古色漂う二階建ての建物を、「豪華な別荘」だと思うに違いない。
豪華な公衆トイレに入ってみよう。1階には4つの部屋があり、それぞれ、男子トイレ、女子トイレ、身体障害者用トイレ、トイレ管理室だ。トイレ内の衛生用備品はすべてブランド品で、自動センサ付き手洗い機や自動ハンドドライヤーなど、スターランクホテルの設備と比べても全く遜色がない。
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