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中国、タクシーの「電話呼び出し」普及を推進 「乗車難」受け

 中国交通運輸部(交通運輸省)の何建中・報道官は、21日の定例記者会見において、各地方政府が抱える「タクシーが拾いにくい」という問題解決を指導する目的で、電話によるタクシー呼び出しとタクシー乗り場の設置という2つの方法によるタクシー乗車システムを普及・規範化する新政策を近く出すと発表した。人民日報が伝えた。

 何報道官は、「現状において、タクシーが拾いにくいという問題を解決するためには、業務サービスの面で、いくつかの改革や調整を行う必要性がある。タクシー業務サービス方式の改革・調整に向けた交通運輸部の構想は、電話によるタクシー呼び出しとタクシー乗り場の設置という2つの方法を用いてタクシー乗車システムを普及・規範化させるというものだ」と語った。

 現在、タクシーを拾う方法は4種類ある。まず「道を歩いていて、手を挙げてタクシーを止めて乗車する」が最も多く6割以上を占める。2番目は「タクシー乗り場で待つ」で、空港や鉄道駅でタクシーを利用する場合に多いパターン。3番目の方法は、「電話でタクシーを予約し、指定の場所に来てもらう」で、最近流行している携帯電話の「タクシー配車アプリ」を使って呼び出すことも、この部類に入る。4番目の方法「ハイヤーを使う」を選ぶ人もいる。

 何報道官は、「政府管理部門は、電話によるタクシー呼び出しとタクシー乗り場の設置という2種類の方法に重点を置き、普及していく方針だ。交通運輸部は、政策面でのバックアップと管理・規範化に関する作業を進めており、新弁法と関連措置をすでに発表した」と述べた。

 また、何報道官によると、交通運輸部はこれまでに、北京や上海など30都市での電話によるタクシー呼び出しモデル試行を2回に分けて実施しており、第一弾15都市での試行実施状況はかなり良好という。

 交通運輸部は今年初め、「電話によるタクシー呼び出し業務の規範化に関する通知」を発表。電話やネット、タクシーコールセンター、携帯電話端末など各種ツールを用いたタクシー呼び出し業務パターンの普及や、タクシー呼び出し業務の利益配分における運転手への配分増などを推進する方針を示した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年3月22日

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