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ラッシュアワーの北京 |
中国社会科学院マルクス主義研究院などは20日、「公共サービス白書(2012)」を発表。研究グループの調査対象となった中国38都市中、北京の「タクシーの拾いやすさ」は28位と、天津(2位)や上海(3位)に大きく水をあけられたことが明らかになった。中国のタブロイド紙「新京報」が報じた。
■4割「待ち時間10-30分」
調査統計のデータによると、待ち時間について、回答者の8.48%が「30分以上」と回答。45.29%が「10-30分」と回答し、「5分以内」と答えた人は11.68%にとどまった。
同白書によると、「タクシーが拾いにくい」というのは、大都市共通の問題で、車が混雑しやすい区間や通勤ラッシュの時間帯、大型連休期間中、悪天候の日などはさらに深刻化する。
「タクシーの拾いやすさ」のランキングでは、首都・北京は28位。トップだったのは拉薩(ラサ)市(チベット自治区)。一方、北京と同じく特大都市(非農民数が100万人以上)の天津は2位、上海は3位だった。課題グループは「このランキングで上に位置する都市ほど、市民がタクシーを拾うのに必要な時間が少なく、『待ち時間』という側面から見て便利な都市」と解説している。
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