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中国、未成年者の6割が微博を使用 知識の断片化に注意

 中国少年先鋒隊事業発展センターが22日に発表した「第6回中国未成年者インターネット利用状況調査報告書(2012)」によると、モバイルネットワークの普及とインターネットをめぐる新たなすう勢、特に「微博」(ウェイボー・ミニブログ)、無料メッセンジャーアプリ「微信(WeChat)」の普及に伴い、未成年者の時間と知識が「断片化」する傾向にあり、注目すべき問題となっている。新華網が伝えた。

 同報告書によると、未成年者のうち微博を利用している人は61.6%に達し、ネットユーザー全体の平均を上回った。微博で「頻繁に自分の意見を発表する」とした未成年者は33.9%で、保護者の世代の割合(24.9%)を上回った。未成年者の常用ソーシャルツール・アプリの中で、微信の利用率は11.8%を占めた。これらのデータから、未成年者はネット上の新プラットフォーム・新ツールを積極的に使いこなし、新メディアを通じて自己表現し、意見を発表していることがわかる。

 報告は「断片化は社会の急速な発展に伴う必然的な結果だが、未成年者をめぐる断片化のすう勢には注目すべき。まず断片化により、若者の良い習慣の育成に影響がでる恐れがあり、『断片化した時間を活用する』ではなく、『時間を断片化する』になってしまう恐れがある。次に、読書の断片化により、惰性・依存心が形成され、批判的、理性的、系統的で奥行きがある知識体系と思考習慣の構築に不利だ。これは人の知識体系、思考方式、理性的な思考能力、論理的な思考能力、判断力にとって脅威となる。さらに、新メディアの膨大な情報により、マイナス情報や真偽が疑わしい情報に注意がひきつけられてしまう。これは未成年者の価値観の形成、客観的な社会認識にとって悪影響となる」と指摘した。

 今回の調査に参加した教育専門家は「新メディア時代における未成年者の『断片化』のすう勢に警戒するべきだ。若者・児童にとって『適度なインターネット』、『インターネットの良い利用』は最も重要な前提となる」と指摘する。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年7月24日

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