気温40度の日、19歳男性が「アイスクリーム頭痛」に (2)
暑さ対策に氷入りの水を飲むのは良いか?
同省の中国医学病院保健科の湯軍氏は、暑さ対策のために大量の冷たい水を飲んだり、氷入りの水を飲んだりするのは控え、常温の水を飲むよう勧めている。「冷たい水を飲むと、発汗がさまたげられる。一方、沸騰させた後冷ました40度くらいの水は最適。この温度は体温に近く、飲みやすい。また、水の分子の活動が最も活発で、人体にも吸収されやすい。そのため、体液の補充に最適だ」。
40度の水はそれほど熱くないのに、気温40度が耐えにくい暑さになるのはなぜ?
同市第一人民病院の急診科の王弋・副主任によると、人の体温は36-37度で、40度という水の温度は皮膚が感じる温度。皮膚は50度以上の温度にも耐えられるため、40度は何の問題にもならない。
一方、40度の気温は、人の多くの器官が感じる温度で、体温を正常に保つために、「冷却作用」が働き始める。例えば、皮膚は汗を蒸発させて熱を発散させ、肺は呼吸を速めてカロリーを消費させようとする。また、心臓は心拍数を増やして、通常より60%多い血液を体表に送り、熱を発散させようとする。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年7月25日