七夕消費ピークの中、元恋人からのプレゼントを売る人も
七夕を明日に控え、生花の花束、プレゼント、ホテルの客室予約がピークとなっている。恋人のいる人は、相手へのプレゼントに頭をひねる一方で、別れた恋人からもらったプレゼントの後始末に悩む人も少なくない。オンラインショップでは、多くの人が別れた恋人からのプレゼントを処分している。北京晨報が伝えた。
○ホテル客室予約件数が昨年比5倍
淘宝旅行の統計データによると、七夕当日のホテル客室予約数は1万370室に達し、昨年比5倍となった。北京、上海、広州、杭州、深セン、厦門、青島、重慶各地のホテル客室予約数は、程度の差はあるが軒並み増加したほか、北海と大連の予約数増加幅は最大となった。各地域の予約状況を客室タイプ別に見ると、円形ベッドルーム、テーマベッドルーム、ハネムーンルームの予約がいずれも前月比113%以上増加した。
○一刻も早く手放したい「別れた恋人からのプレゼント」
楽しくてウキウキしている人がいる一方、気がふさぎ込み落ち込んでいる人もいる。ネットユーザ「瓜瓜」さんにとって、元恋人からプレゼントされたローマーの腕時計は、彼と別れた後、とりわけ「目障り」な存在となった。彼女は、その時計を見るたびに胸が張り裂けるような気持ちになるくらいなら、いっそ売り払った方が良いと決断した。瓜瓜さんのように、七夕前夜に淘宝フリーマーケットで元恋人からのプレゼントを処分したネットユーザは少なくないようだ。淘宝フリーマーケットに売りに出された元恋人からのプレゼントには、▽販売価格が総じてかなり低い ▽売主はできるだけ早く売りたいと望んでいる、という2つの共通した特徴が見られた。これらのお宝は、例外なく、さまざまな曰くつきのもので、売主がお宝を手放すと同時に、いっそ自分の想い出も一緒に持って行って欲しいと望んでいる場合が多い。市価の半額でカメラを売りに出していた人は、「恋人と別れて10カ月が経ちました。カメラは、半年間友人の家に置いてもらっていた後、家に持ち帰りましたが、それを見るたびに分かれた恋人のことを思い出し辛くなります。売ったお金で新品のカメラを買うつもりです」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月12日