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恋人の職業で最も人気がないのは「ガイド」

 恋人を探す時、相手の職業も気にする人は多いのだろうか?中国伝統の「バレンタインデー」とも言われる「七夕」(旧暦の7月7日。今年は8月13日)を前に、中国の婚活サイト「中国紅娘網」は、浙江都市網と共同で恋愛観に関する調査報告を発表。恋人の職業で最も人気がなかったトップ5は、ガイド、自営業者、営業マン、文学・芸術家、メディア関係者だった。中国新聞網が報じた。

 男女3万275人を対象にした同調査では、回答者の約6割が「ガイド」の恋人はいやと回答し、恋人の職業で最も人気がない職業となった。また、取り巻く環境に規律がないと見られている「文学・芸術家」も予想通りランクインした。そのほか、自営業者や広報活動のスタッフ、メディア関係者なども、回答者の半数近くが「いや」と答え、トップ5入りしている。

 中国紅娘網の羅仙林・総経理によると、「ガイド」はいやと答えた回答者のうち、男性のほうが女性より多かった。一方、女性が最も嫌がる恋人の職業は「自営業者」だった。

 その理由に関して、羅総経理は「男性は、配偶者が安定した職業に就き、家族の世話をする時間を安定して取れることを望む。一方の女性は、配偶者に安定した収入源があり、安定した収入があることを望む。つまり、家庭を築くことを考えている若者にとって、『安定』が最も重要な要素であるということ」と指摘している。

 一方、恋人の職業として最も人気があったのは、上から順に教師、公務員、私営企業の経営者、医師、弁護士と続いた。同結果に対して、羅総経理は「收入が安定し、休日が確実に取れる仕事が人気の職業の理由」と説明。「それに対して『ブラックリスト』入りしてしまった5つの職業の中には、収入が高い職業もあるが、出張が多かったり、残業が多いこと、昼夜の区別がないことなどが不人気の理由になっている。また、時間の点では自由でも、収入が安定せず、明日はどうなるかわからないというほど保障がない職業も不人気だ」との見方を示した。

 杭州で働いている記者の沈萍(化名)さん(25)も、「会社で、若いうちに結婚した人以外のほとんどは『独身貴族』。記者という職業は、仕事の時間が不規則であることに加えて、接する人が多いため、恋人に対する要求も高くなってしまい、なかなか恋愛できない」と嘆く。今年の七夕も1人で過ごすという沈さんは、結婚を焦る両親から、恋愛に関する「日程」まで挙げて催促されるという。
 
 一方、営業に従事して3年になるという雇超(化名)さんも、「恋愛をしたくないのではない。今は結婚して、子供を産むのに本当にお金がかかる。収入が少ない間は、結婚のことは考えたくない」とこぼし、「『仕事が安定しないと、家庭を築けない』という観念が、今の男性の主な観点」と語った。

 同報告によると、回答した男性の55.7%が、結婚に最も適した男性の年齢は「30-35歳」と回答した。

 雇さんは、「忙しすぎる生活を送りたい人なんて誰もいない。それでも、今仕事をがんばらなくては、中国では結婚してくれる女性がいなくなる」と自嘲気味に語った。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年8月14日

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