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松花江流域の洪水、今後も続く見込み


 中国東北部の黒竜江・嫩江・松花江各流域で洪水が発生し、一部区間で観測史上最高の水位を記録したことが、世間の広い関心を集めている。人民日報が報じた。

 国家洪水・干害防止総指揮部弁公室の束慶鵬・報道官は、「これまでの増水状況から見て、今年は降水量が多く、降雨の程度もかなり強い。特に、松花江流域の平均降水量は421ミリメートルに達し、同時期としては1961年来の最多を記録した。松花江流域では、洪水に対してかなり厳重な警戒態勢を講じる必要に迫られている」と分析する。

 水位状況から見て、松花江流域で発生した大洪水は、今後も一定期間継続する見込み。東北部の広い範囲では、今月末まで、例年よりかなり多い降雨が予想され、嫩江下流および松花江全流域で水位上昇が続くと見られる。

 8月21日午前8時の時点で、松花江主流では依蘭エリア以外の全流域において、警戒水位ラインを0.16メートルから1.27メートル上回っている。また、白沙灘水位観測所のデータによると、嫩江も全流域で警戒水位ラインを0.2メートルから1.48メートル上回っている。

 今夏の松花江流域の降雨状況は、1998年の大雨の時と大変良く似ており、河川水位が上がり、ダムの貯水量が増えるという特徴を呈している。今後、広い範囲で豪雨が降る、あるいは台風の北上によって影響を受けた場合、再び流域全体で大洪水が発生する可能性が高い。これを踏まえ、松花江など各河川の洪水予防対策を最重要任務とし、▽モニタリングの強化 ▽確実な早期警報の発令 ▽主要ダムの科学的調整の徹底 ▽嫩江・松花江・黒竜江各河川における警戒水位ライン超過に対するチェック・対策の強化、などを徹底し、洪水予防・安全を確保するよう努める必要がある。

 国家洪水干害予防総指揮部は、松花江流域の水害予防対策を支援する目的で、黒竜江・吉林・内モンゴル各地に対し、総額7370万元(約11億8千万円)相当の洪水予防・緊急救援用物資を緊急調達した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年8月22日

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