遊園地係員、「バンパーカー」を路上で運転
車同士をぶつけ合って楽しむ小型電気自動車「バンパーカー」は、通常、遊園地など娯楽施設の中でしか見られない。10日、このバンパーカーが路上を走っているところを目撃し仰天したネットユーザーが、それを撮影してネット上にアップロードした。画像がアップされると、「オンラインレースゲームのリアル版だ!」というコメントが寄せられた。11日、路上を走っていたバンパーカーを運転していたのは、近くの娯楽施設の従業員で、運搬に便利なことからバンパーカーを運転していたという事情が明るみに出た。警察は、今回の件については、事実関係を確認中としている。東方網が伝えた。
アップされた画像には、赤・オレンジ・青・緑の目立つ色をした計4台のバンパーカーが一列に並び、車道を走行する様子が映っていた。各車両に一人ずつ運転手が乗り込み、ハンドルをしっかり握り、最後尾のイエローランプは、まるで自動車のバックランプのようにピカピカ点灯していた。すれ違った車のドライバーの多くが、ひときわ目立つ車両を目にして、腰を抜かしたに違いない。
ネット上にアップされたこの画像は、多くのネットユーザーの関心を呼び、「オンラインレースゲーム『カートライダー』のリアル版だ!バナナの皮を投げたら滑るかな?」などのコメントが書き込まれた。
バンパーカーが車道を走る様子を見た人は、お腹を抱えて笑い出すかもしれないが、現実問題として、このような行為には、大きな安全上のリスクが潜んでいることは間違いない。現場に詳しい人によると、4台のバンパーカーが走行していたのは「華青路公園路」で、近くにある◆(◆は山の下に松)沢広場には、バンパーカーで遊べる施設があるという。あるネットユーザーは、「このような光景が見られるのは、今回だけではない。仕事が引けた夜、遊園地の従業員がバンパーカーを運転して帰宅することがたびたびある。現場は郊外で、道路の幅が広く、車の流れが少ないため、彼らは『大丈夫だろう』と高をくくっているのだろう。運転しているのは全員従業員で、子供ではない」と書き込んだ。
警察側は、「現在、事実関係を確認している。バンパーカーは、遊園地などの娯楽施設で娯楽目的に使われるもので、走行場所は極めて限定されている。一般の道や都市の道路を走ることは絶対に許されない」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年9月13日