南京公安局が淘宝網で遺失物紹介のサイト
南京市公安局雨花台分局は22日、ネットショッピングサイトの淘宝網で「南京智毅民心警隊」をオープンした。市民はオンラインで遺失物や盗まれた盗品を確認し、またその他のサービスを予約することができる。新華網が伝えた。
雨花台公安分局の警察官、李智毅さんによると、各派出所では大量の遺失物や持ち主の分からない盗品を保管しており、各種のバッグだけでも270点以上あるが、持ち主と連絡が取れないため、淘宝網で専用サイトを開くことを思いついたという。
「まだ全ての品物を登録していないが、今後も改善と発展を続ける」。李さんによると「現段階の遺失物の多くはバッグや身分証、携帯電話などで、車輌など他の物品は所有者確認の方法をさらに検討した上でオンラインサイトに登録する予定だ」と語る。
同分局の警察官によると、淘宝網で自分の遺失物を見つけた市民は、チャットツールを利用して警察官に連絡し確認することができる。本人のものであることが確認できれば、派出所を直接訪れて返却を求めてもよいし、郵送を依頼してもよい。もっとも郵送依頼の際には手数料1分を支払い、送料も依頼側が負担する。警察側は無料を希望していたが、淘宝網の規定では必ず手数料が発生するため、1分を徴収することとした。
試行開始から1カ月たつが、スピーディーなサービスが市民から「好評」を得ている。同分局の朱建軍局長は「インターネットのプラットフォームを通じて公安のサービス内容を発展させ、受動的なサービスを能動的なサービスに転換してサービスの質を向上することがねらいだ。同サイトにはまだ不備もあるだろうから、市民の皆さんからのアドバイスを希望する」と語る。
雨花台公安分局ではまた、遺失物の受け取りの際には、身分証受け取りでは必ず本人ら派出所を訪れる必要があり、他人は代理できないと注意する。また、落し物をした時には、記録があれば受領も簡単なので、派出所に届け出て欲しいと呼びかけている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年11月25日