ボアオ・アジアフォーラム：各国政界の要人が金融危機後のG20について見解を示す (2)

　インドネシアのマリ・エルカ・パンゲストゥ観光クリエイティブエコノミー相も竜氏の見解に賛同。「G20内に各国に一連の貿易投資政策を講じ、開放を奨励し、保護主義を阻止するよう促す圧力のメカニズムを持つことは、その実効性の具体的現れだ。G20枠組みの実効性強化の鍵は時代に合わせた進歩だ。G20がどのようにして新たな原則を導入して将来の改革および世界的な新たな分野の進歩を誘導するかが非常に注目される」と述べた。

　G20サミットが間もなくロシアで開催される。ロシアのG20担当者クセニヤ・ユダエバ氏は「世界に急速な変化が起きる中、G20の枠組み内で世界のシステム化問題解決の新たな方法を探し求めようとするのはひどく困難なように見える」と率直に指摘。「G20は商業界、企業界、シンクタンク、民間社会、公共団体との意志疎通を強化し、専門家のプラットフォームとしての力を高め、国際的な難題の解決のために世界の政府要人に政策提言を行うべきだ」と述べた。

　「G20の実効性を強化するには、まずその信頼性を高める必要がある」と張軍・中国外交部（外務省）国際経済局長は指摘。「G20は多くの世界をリードする経済体、最も潜在力を備える経済体で構成されている。世界経済のリーダーと重要な構成部分として、加盟国はG20の枠内での合意を率先して実行すべきだ。こうしてこそG20の実効性を一段と強化することができる」と述べた。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年4月8日