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中米戦略経済対話、3つの議題に注目 (2)

 データから見ると、今年に入ってから、人民元レートの上昇は加速している。第2四半期、人民元の対米ドル相場(仲値)は過去最高を更新し、現在も1ドル=6.17元前後を維持している(第1四半期比1.5%上昇)。仲値だけを見ると、人民元の年初からの上昇幅はすでに2012年の通年の上昇幅を上回っている。これと呼応して、人民元直物相場も6.12元前後の水準に達している。これらの影響で、「偽貿易」の額を差し引くと、中国のここ2カ月の対外貿易データは楽観視できるものではなく、輸出の増加率は今後しばらくの間1ケタ台に留まると見られる。

 これらの原因から、人民元上昇に対する圧力は近頃弱まっている。ピーターソン国際経済研究所の経済学者ニコラス・R・ラディ氏は「人民元レートに関する論争はますます重要でなくなってきている。昨年の米大統領選期間に候補者がしばしば口にしたが、その後は政府を含め、誰も言及しなくなった。国会では人民元レートの関連法案に触れられることがたまにあるが、いつまでたっても確定しない」と語る。

 最近、人民元の上昇の勢いは大幅に低下している。業界関係者は「数年前と比べ、今は人民元が上昇する基盤がない」とする。中国銀行国際金融研究所の発表した「中国経済金融展望四季報」は、「中国経済の成長率はすでに減速しており、構造調整という大きな流れの中で貿易黒字も縮小していくだろう。一方、米国経済の復興に伴い、米国が主導する量的緩和が引き締めに向かい、国内外の利ざやが狭まる」と指摘している。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年7月10日

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