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李総理の新たな経済理念 上半期の経済成長率に反映 (2)

 7.6%という成長率が、安定的なマクロ経済政策の枠組みを構築する中で実現されたことも重要な点だ。中国のこの成長率は自主的な調整によるもので、各種刺激策による成長率の吊り上げはなかった。これは指導部の自主的な調整の意識を示している。

 中国経済にとって今最も重要な任務は、構造調整だ。高すぎる経済成長率は持続が難しく、さらには構造調整の原動力を損ねる。経済成長率が低すぎれば、さまざまな潜在的な矛盾が表面化し、構造調整が進めにくくなる。7.6%という成長率は、ちょうど合理的な区間内に収まっている。

 かつての単一的な指標の目標とは異なり、現在のマクロ調整は区間型管理という手段を講じており、明確なマクロ経済政策枠組みを形成している。これを具体的に見ていくと、次の李総理が発言した通りの内容になる。経済運行を合理的な区間内で維持し、経済発展方式のモデルチェンジを主線とし、構造調整に力を入れ、改革のボーナスを引き出し、市場の資源配置および自己調節の力をより良く発揮し、経済発展の活力と持続力を強化する。経済運行が上限・下限に近づいた際、マクロ政策は安定成長もしくはインフレ防止に努め、構造調整・改革促進の中長期的な措置と組み合わせ、経済運行を合理的な区間内で維持する。

 上半期の7.6%という成長水準を分析すると、中国経済が新たな、アップグレード版の常態に向かい運行しているという結論が導き出される。現状を見ると、安定した経済運行という局面がこれからも維持され、企業の発展に理想的かつ安定的な経済環境を提供する見通しだ。一方で、短期刺激策による急激な変動とは異なり、新たなマクロ調整の枠組み内で、関連政策と経済運行の合理的な区間が共に力を発揮することで、筋道が明確で予測可能になる。これにより、企業にとってより理想的かつ予測可能な政策環境が創造される。

 「人民網日本語版」2013年7月24日

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