日本企業のエコ新技術 活発な開発と巨額の先行投資 (2)
家電や電子機器業界でも省エネ製品もさまざまなものがでている。現在、日本の家庭はすでに電力消費の大きい白熱灯はほとんど使われておらず、代わりに省エネ効率80%以上のエコ照明が使われている。パナソニック、シャープ、東芝など家電大手は競って新しい省エネ家電を開発、最近東芝が打ち出した最新省エネエアコンはこれまでのエコエアコンと比べまた40%もエネルギーを節約できるため、今年の夏、大人気商品となった。パナソニック関係者によれば、現在、より省エネ効果に優れたエアコンを開発中で、発表されればかなりの注目を集めるだろうという。
省エネ製品は次々と新製品が出ているが、最も優れているのはどれだろうか。一般消費者が購入時いくつかのメーカーの製品を比較する。消費者により便利に比較するため、日本の「省エネルギーセンター」が半年に1回省エネ大賞ランキングを発表する。昨年末の結果によると、日本のエコ冷蔵庫のランキング上位には、パナソニック、東芝、日立、三菱電機が並び、エアコンのランキングには、東芝、日立、パナソニックなどが並んだ。日本で冷蔵庫を購入するときには、価格だけでなく、毎年消費電力の表示が義務付けられている。顧客は省エネのコストに注目し、性能の変わらない商品では省エネ製品を優先して選んでいる。
ごみの分別 過剰包装の減少
日本では、省エネ環境保護について市民はすでに自覚的に行動し、深く庶民の生活に根差している。現在、日本のゴミ分別は細分化が進んでおり、マンションの各階に専用のゴミ取集所がある。中はきちんと整理されて8、9個の大型ゴミ箱が置いてある。それぞれに「生ゴミ」、「可燃ゴミ」、「燃えないゴミ」とラベルが貼られている。収集所にはいくつかのプラスチックかごも置いてあり、古紙、ビン、カンなどはリサイクルゴミとして回収される。ほかにも専用のカゴが住民の使い終わった電池など有害ゴミを収集できるようになっている。
2007年4月から、日本では「改正容器包装リサイクル法」が施行され、商品の過剰包装を減らそうとしている。実施2年間で、スーパーマーケットやデパートではすでに豪華な包装の商品はほとんど見られなくなった。レジ袋を減らすため、あるショッピングサイトではレジ袋不要活動を提唱した。これに呼応した人々は213万人に達し、これで1683万枚のレジ袋の減少ができた。(編集EW)
「人民網日本語版」2013年8月22日