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G20サミットの中心は成長と雇用 8大テーマも (2)

 エネルギーの持続可能性というテーマでは、各国がもともともっている優位点と関連して、ロシアはG20がエネルギー問題にもっと注目するとともに、多くの話し合いや会議を組織することを希望する。持続可能で汚染の出ないエネルギーの建設は未来の発展の方向性ではあるが、話し合いの効果には限りがあるとみられる。

 発展というテーマにおける重点個別テーマは、食糧の安全保障、人材資源の開発、金融の包容力、インフラ投資などだ。人材資源の開発と発展経験の共有は、2010年のソウル・サミットで採択された「ソウル開発コンセンサス」でうち出されたものだ。ロシアが重点的に取り上げる金融の包容力の建設では、主として女性、移民、若年層向け金融サービスの獲得可能性に特に注目する。食物の安全保障の分野では、G20は大きな発展を遂げるとみられ、段階的な成果には熱帯地域における農業プラットフォームの建設、小麦の研究展開の提唱、農業に対するモニタリングの世界的な提唱などが含まれるとみられる。

 反腐敗の面では、金融監督管理の職能と金融機関の相対的な独立に啓発されて、ロシアはG20の枠組下で独立した反腐敗機関の建設を強化することを初めて提起する。この提起には一定の合理性があるが、各国の隔たりは大きく、反腐敗の実施を阻む大きな力がいまだに存在する。マネーロンダリングや国境を越えた贈収賄への反対は、いずれも過去1年間に話題になった問題であり、各国政府の意見が一致する分野でもある。

 国際金融の監督管理の分野では、G20の枠組内の金融安定委員会(FSB)がますます重要な役割を発揮している。今回のサンクトペテルブルグサミットでは、FSBのメカニズム化構想を基本的に完成させ、シャドーバンキングシステムへの監督管理の強化もうち出す見込みだ。

 貿易をめぐるテーマは宙に浮き、隅に追いやられた状態に陥っているとみられる。貿易保護への反対はサミットの宣言に毎回組み込まれるが、成果は微々たるものだ。グローバル貿易の投資情況の変化について、G20の反応は非常に遅く、失望が広がっているといえる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年8月27日

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