独身の日 売上が350億元を突破、新旧業態を融合 (2)
楊氏は、「近年の急速な発展を経て、ECはすでに一定の経験を蓄積している。最も重要なことは人々の買い物習慣をある程度変えたことだ」と述べた。
中国商務部(商務省)研究院消費経済研究部の趙萍副部長は、「独身の日の巨額の売上は、中国人の消費潜在力をある側面から反映している。中国人は巨大な消費潜在力を持っているが、そのはけ口を欲している。独身の日のセールは、そのはけ口としての役割を果たしている」と分析した。
また例年と比べ、ECサイトのマーケティングの正確度が高まった。一部のサイトは各消費者のオンライン消費を通じ、消費者の真のニーズを判断し、必要とする商品を的確に推奨している。この正確なマーケティング手段は、消費者の潜在的なニーズをさらに発掘できる。
◆小売業の革新、オンラインとオフラインが融合
趙氏は、「ECの急速な発展は、伝統的なオフライン小売に大きなプレッシャーをかける。ECは新たに開発した需要・消費を引きつけているが、同時にオフラインのルートから流れてきた消費も少なくない。これは伝統的な小売業界の発展に対して、より厳しい要求を突きつけている」と語った。