科学技術大手 固定資産売却で資金調達 (2)
ノキアが10月に発表した業績報告によると、同社の今年第3四半期の売上高は、前年同期比で約20%減の72億ユーロとなった。第3四半期の純赤字は約10億ユーロに達し、6四半期連続の赤字となった。
ノキアはすでに閉鎖した製造工場の一部を、オリオン製薬に売却する。ノキアの同工場は、フィンランド南部のサロに位置する。
日本電機大手・ソニーの状況も楽観視できない。海外メディアの報道によると、同社はニューヨークに持つ37階建ての本社ビルを売却し、10億ドルの資金を調達する可能性がある。
通信業界の専門家の項立剛氏は本誌の取材に応じた際に、「全体的な経済情勢が悪化する中、多くの科学技術企業は一部の資産を売却することで負担を軽減し、資金繰りを好転し、資源を合理的に配置できる。これは良い選択肢だ」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月13日