アップルやサムスンのケータイ、バッテリーの爆発事故が多発
重慶市在住の王凱さんが使用していたiPhone4がこのほど、早朝に爆発・発火を起こし、多くのアップルファンの注目を集めた。iPhoneの爆発は単発的な事件ではなく、近頃携帯電話の爆発に関するニュースが相次いで報じられており、携帯電話の安全な使用に関心が集まっている。中国新聞網が伝えた。
◆iPhone、充電中ではないのに爆発
王さんは9日夜、携帯電話を枕元に置いて就寝した。それから約2時間後、王さんの寝室から「ボン」という音が聞こえ、iPhone4が爆発。すぐに枕元のゴザ、枕、シーツに引火し、寝室内が煙に包まれた。そのとき王さんは、まだ熟睡中だった。
王さんのiPhoneは充電中でなかったにも関わらず、爆発を起こした。これについて業界内の専門家は、「これは特別なケースだが、確かに発生しており、爆発の原因の多くはバッテリーだ」と指摘する。既存の基準によると、携帯電話のバッテリーは充電回数300回程度が寿命だ。つまり消費者の携帯電話のバッテリーは、1−2年で交換した方が良いことになる。
情報によると、携帯電話のバッテリーが正しく生産されたものであれば、爆発が生じる可能性は低い。しかし製造メーカーがコストを削減するため、バッテリー保護装置の生産で手を抜いたり、材料を減らしていた場合、爆発のリスクが生じる。通常の場合、爆発の原因はバッテリーそのものであることが多く、バッテリーを故意に爆発させようとし、火であぶるなどの極端なことをしない限り、一般的な使用が爆発の原因になることはない。
◆携帯の爆発事故が多発
爆発したのはiPhoneばかりではない。海外メディアは先日、スイス人女性のサムスン製GALAXY S3が爆発したスリリングな一幕を伝えた。彼女の携帯電話は、ポケットの中で爆発したという。
このような不可思議な出来事に対して、多くの人は懐疑的な態度をとっている。専門家はこれについて、「このようなことは起こりうる。例えば安価なバッテリーを代用した場合、このようなリスクが生まれる」と指摘した。