汚染物質排出削減量を審査 中央企業6社が合格
環境保護部(環境保護省)によると、2012年の31省・自治区・直轄市および新疆生産建設兵団における主要汚染物質の総合的排出削減量の審査を行ったところ、中央企業(中央政府直属の国有企業)8社のうち、華為、大唐、華電、国電、中電投、神華の6社が同年の排出削減目標を達成し、審査に合格した。中石油は化学的酸素要求量(COD)で、中石化は窒素酸化物(NOx)でそれぞれ目標に達しなかったため、審査に不合格とされた。人民日報が伝えた。
審査の結果、中石油はCODの排出量が前年比0.08%減少し、アンモニア性窒素は同1.33%の減少、二酸化硫黄(SO2)は同1.62%の減少だったが、NOxは同3.26%増加した。うちCODは目標としていた0.6%減少に達しなかった。中石化はCODが同2.62%の減少、アンモニア性窒素は同1.91%の減少、SO2は同3.90%の減少だったが、NOxは同1.28%増加してゼロ排出の目標は達成できなかった。
関連規定により、審査結果発表の日から、中石油と中石化の2つのグループ会社に対し、石油製品のグレードアップと省エネ・汚染物質排出削減の両分野でのプロジェクトを除き、製錬設備の新設・改造・拡張プロジェクトの環境評価に対する審査認可を一時的に停止することが決定された。停止を解除する時期は、13年上半期の総合的排出削減量の審査、および汚染物質排出削減の責任と目標を明確に定めた目標責任書の履行状況を踏まえて確定する。関連規定に基づき、同部は国家統計局、国家発展改革委員会と協力して今回の審査を行った。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年8月29日