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遺伝子組み換え作物 中国は管理を徹底=専門家

 遺伝子組み換え食品は常に注目を集めているが、ネット上で拡散されている「遺伝子組み換え食品リスト」は信頼できるものだろうか。国家が正式に生産もしくは輸入を許可している遺伝子組み換え食品には、どのような種類があるのだろうか。この問題について本紙コラム「求証」の担当者は、中国農業部(農業省)及び専門家を取材した。人民日報が伝えた。

 ◆すでに安全証書を取得した作物

 中国農業科学院植物保護研究所の謝家建・副研究員は、「中国で遺伝子組み換え生物の生産・使用の安全証書を取得した作物のうち、有効期間内のものには、綿花、イネ、トウモロコシ、パパイヤがある。証書の発給は研究者の申請、農業遺伝子組み換え生物安全委員会の審査、部級合同会議の議論を経て許可される。証書の許可に関する情報は、中国農業部の関連サイト(http://www.moa.gov.cn/ztzl/zjyqwgz/)で公表されており、各期の許可に関する情報を調べることが可能だ」と説明した。

 同証書を取得しても、直ちに実用化栽培が実施できるわけではない。謝氏は、「中華人民共和国種子法の要求に基づき、遺伝子組み換え作物はさらに品種審査証書、生産許可証、経営許可証を取得しなければ、実用化栽培に移れない」と指摘した。

 「主要農作物品種審査方法」によると、品種審査証書は次の条件を満たさなければ申請できない。(1)人工栽培もしくは発見した、改良済みの品種。(2)既存の品種との間に明らかな違いを持つ。(3)遺伝的安定性を持つ。(4)形態特徴が生物学的特徴と一致する。(5)「農業植物品種命名規定」に合致する名称を持つ。

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