上海の交通警察が「見えないマスク」で濃霧に対抗
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上海では6日連日で大気の深刻な汚染が続いており、インターネットでは利用者が交通警察の警官にマスク着用を提案している。交通警察内部ではマスク着用を禁止する規定はないものの、現場の警官はマスクをつけると警笛が吹けず、業務に支障が出ると考えている。
上海松江交通警察処は25日、交通警察総隊が各区・県の交通警察支隊の現場勤務向けの警官と交通整理の担当者240人以上を対象に「見えないマスク」着用の試みを行った。このマスクは口を覆うのではなく、小さな鼻栓のような形で、鼻に装着するだけで内部の活性炭が粉塵を吸着し、また呼吸の妨げにはならない。警察官は粉塵の汚染を防止することができるだけでなく、警笛の使用にも影響がない。
鼻に装着することで勤務時の不快感が懸念されるため、交通警察では現段階では試用に留めており、3月に行われる意見のフィードバックを検討した上で正式に使用するかどうかを決定するという。羊城晩報が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年2月28日
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