大気汚染 対策グッズが一大市場に
大気汚染の解決には時間が必要なため、空気清浄機は5-10年間に渡り好調な売れ行きをキープするだろう。空気清浄機は、テレビ・冷蔵庫・洗濯機のような、一般家庭にとって必需の電化製品になる可能性がある。国際金融報が伝えた。
汚染物質を含むスモッグが中国全土で発生していることを受け、空気清浄機が爆発的な売れ行きを記録している。淘宝網(タオバオ)のモニタリングデータによると、1月11日に北京で深刻な大気汚染が発生した後、大気汚染対策マスク「N95マスク」の取引件数が10倍に増加した。また1月25日から31日までの7日間で、空気清浄機の取引件数が、前年同期の575.7%に増加した。
清科研究センターのアナリストの呉◆●氏は、「中国の空気清浄機の普及率は現在1%未満だが、一部の先進国では、家庭の空気清浄機の普及率が34%を上回っているため、市場には大きな潜在力が残されている」と述べた。
呉氏は、「空気清浄機能を持つエアコンなど、室内環境の浄化が可能な家電や家具などが注目を集めるだろう。また呼吸器系に特化した新型マスクなど、個人用の対策グッズの市場も発展が予想される。経済の高度発展に伴い、車用の空気清浄機も好評を博すだろう。国家が汚染源に対する監督を強化する中、工業・鉱業会社、自動車の排気ガス、住民の廃棄物などの汚染源に対する浄化設備も、販売が増加するだろう」と予想した。(編集YF)
*◆は日へんに含
●は王へんに宣
「人民網日本語版」2013年2月20日