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雅子さま49歳に 「快復へ努力」

天皇誕生日を祝うため皇居に入る皇太子ご一家=2011年12月23日、皇居・半蔵門、森井英二郎撮影

 【北野隆一、島康彦】皇太子妃雅子さまは9日に49歳の誕生日を迎え、宮内庁を通じて感想を文書で発表した。2003年12月から続く長期療養が10年目に入ることについて「療養が長くなりご心配をかけていると思いますが、お医者様やまわりの方々の力添えをいただき、快復への努力を続けたい」とつづった。

 東宮職医師団も文書で見解を発表。雅子さまの体調について「昨秋から今夏に心身の疲れがみられたが、夏にゆっくり静養いただき、9月以降少しずつ疲れがとれて徐々に活動に取り組まれるようになった」と述べた。薬も少量の服用を続けているという。

 「疲れ」の背景について小町恭士東宮大夫は7日の記者会見で、皇太子ご夫妻の長女愛子さま(11)が学習院初等科の通学に不安を訴えたことから、雅子さまが「学校と相談するなど心を砕かれてきた」と説明した。愛子さまは昨年末ごろから、ご両親の付き添いなしで通学している。

 雅子さまは今年は公的な地方訪問への参加はなく、東京都内の演奏会や講演会、6月に亡くなった寛仁さまの葬儀などに出席。行事に出席できるよう体調を整える努力を続けているといい、医師団は「十分休養をとり、私的活動から活動の幅を広げるよう伝えている」という。

 雅子さまは文書で昨年の東日本大震災に触れ「生活や意識を変える大きなできごと。日本の社会は岐路に立っている」とつづり、避難生活が続く被災者について「思いをはせない日はなく、心が痛みます。早く復興が進み、安心して暮らせるよう願います」と思いやった。天皇陛下や三笠宮さまが心臓手術を受けて快復したことについては「大変安堵(あんど)しました」とふり返った。

 asahi.com 2012年12月9日

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