トヨタの中国販売が回復 広汽トヨタは9%増
トヨタ自動車の中国市場での販売台数が回復している。トヨタの中国法人は3日、記者の取材に対し、「中国の11月の販売台数が前年同月比22.1%減の6万3800台に達し、減少幅が過去2カ月より縮小した。うち合弁会社・広汽トヨタの販売台数は、すでに前年同月比109%まで回復している」と明らかにした。京華時報が伝えた。
トヨタの中国法人から提供されたデータによると、11月の販売台数は前年同月比22.1%減の6万3800台に達し、1-11月の販売台数は前年同期比3.3%減の74万9600台となった。このうち合弁会社・一汽トヨタの11月の販売台数は33.1%減の3万5900台に、広汽トヨタは9%増の2万1300台になった。トヨタの10月の中国販売台数は、44.1%減の4万5600台のみだった。9月の販売台数に至っては、49%の大幅減となった。過去2カ月と比べ、トヨタの中国販売が現在好転しており、広汽トヨタの11月の販売台数は前年同期比で9%増加した。
2日に閉幕した広州モーターショーで、一汽トヨタと広汽トヨタは販売回復に関する情報を発表した。広汽トヨタの馮興亜執行副総経理は「これまで報じられていた9月と10月の販売激減は、工場の出荷台数を指したもので、販売店での実際の販売台数はそれほど落ち込まなかった。現在の販売店の販売台数は、ほぼ正常レベルに戻った」と指摘した。一汽トヨタの田聡明常務副総経理は「華南地区ではすでに7割まで回復しており、回復が遅れている地区でも5割に達している」と語った。トヨタの中国法人は「市場では状況がやや好転しているが、年初に策定した100万台の販売目標は、達成がほぼ不可能となった」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月4日