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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:56 Jan 18 2013

チャットアプリ「微信」のユーザーが3億人突破 (2)

 まず言えることは、微信はSMSに取って代わるものとなる、ということだ。微信ならテキストはもちろん、自分の声を録音して相手に送ることもできる。このようなポイントツーポイント通信が実現したことで、これまでのSMSはすぐに優位性を失ってしまった。工業・情報化部(工業・情報化省)の最新の統計によると、2012年11月現在、3大通信キャリアのSMS業務量は前年同期比2.3%増となり、2010年の6.8%増、2011年の6.4%増と比べると明らかに鈍化した。2012年、中国のショートメール送信件数は微増もしくは増加がストップする段階に入った。この勢いが続けば、微博や微信、陌陌などのインスタントメッセージツールに押され、SMSは淘汰されてしまうだろう。もちろん、すぐに淘汰されることはなく、利用者がすぐにゼロになるわけではない。しかし、成長ペースの鈍化に伴い、まもなく衰退と縮小が始まるだろう。

 さらに、微信や陌陌などのツールが発展するに伴い、微博にも脅威がもたらされるかもしれない。微博は中国で急速に発展しており、影響力も大きい。スマートフォンでも、パソコンからでもアクセスできる。しかし微博には残念な点がある。利用者は多いが利益が少ない点だ。有料のVIP会員制を普及しようとしているが、大きな収穫は得られないだろう。微博でも個人宛のコメントを送ることができるが、1対1のポイントツーポイント通信面ではやはり微信や陌陌にかなわない。

 大胆な仮説を立てると、微博は将来、他の通信ツールから追い上げを受ける。個性が重んじられる今の時代、大衆向けの商品は、よりプライバシー性の高い商品に取って代わられるだろう。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年1月18日 

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