中央テレビ 「Cくん」で若者の取り込みを図る
テレビをつけて中国中央テレビ1チャンネル(CCTV1)を見ると、画面が一層華やかになり、スタイルがより国際化されたことに気づくだろう。最も特徴的なのが「Cくん」というイメージキャラクターの出現だ。可愛らしく活発なこのキャラクターの出現に視聴者からは「中央テレビも『萌え』を売りにし始めた」という声が出ている。「新京報」が伝えた。
中央テレビ総合チャンネルは現在、衛星放送を通じて全国をカバーし、毎日24時間放送を行っている。2013年以降、総合チャンネルでは番組の内容や視覚効果の面での革新を続けているが、「Cくん」の登場はこうした背景下によるものだ。「Cくん」とは「CCTV」の「C」をベースにして生み出された笑顔のマークで、人間のような個性を生み出している。「Cくん」は活発で元気いっぱいという設定だ。同キャラクターのイメージ変更の担当者によると、「Cくん」は中国の民衆の生活の情景に密着し、アニメーション形式で姿を見せるという。中央テレビが「Cくん」を生み出した目的は、チャンネルのイメージをより若くおしゃれにし、若者の視聴者を取り込みたいと考えての大胆な試みだ。
「Cくん」の他に、中央テレビ総合チャンネルでは多くのPRフィルムも撮影している。そのうち「司会バージョン」には李瑞英、康輝、敬一丹、董卿、朱軍、柴静、撒貝寧など各チャンネルの司会者50人が登場し、セリフと手話で中央テレビ総合チャンネルの「力、暖かさ、希望」というテーマを伝えている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年1月17日