チャットアプリ「微信」のユーザーが3億人突破
インターネットサービス大手・騰訊(テンセント)の微信チームは15日夜、公式微博(ミニブログ)にて同公司の運営するチャットアプリ「微信」のユーザーが3億人を突破したことを表明した。ラジオ経済之声のコメンテーター・何京玉氏は17日、ラジオ番組「天下公司」の中でこのことに触れ、「微信はSMS(ショートメッセージサービス)に大打撃を与えた。将来的には微博にも脅威を与えるだろう」と述べた。中国広播網が伝えた。
何京玉氏のコメント内容は以下の通り。
微信と微博。漢字1字の違いだが、両者は全くもって異なるものだ。今日は微信について話してみたいと思う。テンセントのデータによると、微信のユーザーはすでに3億人を突破したという。これは恐ろしい数字だ。
微信がスタートしてからユーザー数が1億人を突破するまでにかかった時間は433日。しかしそれから6カ月足らずの2012年9月17日には2億人を突破し、2億人から3億人突破までには4カ月とかからなかった。微信ユーザーは驚くべきスピードで増えている。
友人が微信を使っているから自分も使っているという人も多いだろう。微博も良いアプリだが、プライバシーの面で問題があり、何か書き込めばすぐ世界中に広まってしまう。かつて、ある政府官僚がミニブログで愛人にメッセージを送ろうとしたが、間違えて全員に公開してしまい、あっというまにミニブログ中に広まったという事件もあった。この点、微信は違う。微信で発表したコメントは、許可した相手しか見ることができない。また微信はテンセントのインスタントメッセンジャー「QQ」のアカウントでログインできるほか、ファイルを送ったりもできる。