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空港の受託手荷物処理システム 中国が国産化を実現

 昆明長水国際空港の受託手荷物処理システムがこのほど、中国国家発展改革委員会、中国財政部(財政省)、中国工業・情報化部(工業・情報化省)の委託を受けた専門家委員会による検収に合格した。中国が開発した大型中枢空港の受託手荷物処理システムスマート設備が検収に合格するのは初のことだ。人民日報が伝えた。

 中国の大型空港ではこれまで、海外メーカーの受託手荷物処理システムを導入していた。海外に独占された大型空港受託手荷物処理システムは高額で、アップグレード改造およびメンテナンスのコストが高くつき、技術サービスの適時性および効果が低く、部品の迅速な取り替えが困難なため、中国民間航空業の発展のボトルネックになっていた。

 この現状を受け、昆明船舶設備集団有限公司は3年余りの技術改善、運行試験、検証により、大型空港受託手荷物自動処理システムを開発し、昆明長水国際空港で使用を開始した。

 同社の姫利晨董事長は、「長水国際空港の同システムのコア部品国産化率は80%を上回り、各種指標が国際先進水準に達した。手荷物収集ライン1本当たりの処理能力は1時間900件に達し、手荷物の99.99%以上はオンライン追跡確認が可能で、手荷物の分別ミスの確率は1万分の1以下となった」と説明した。

 中国製の同システムの価格は、輸入品と同じ品質・サービス・技術水準でも、海外メーカーの製品の70%のみに抑えられる。また毎年のアフターサービス費用は、プロジェクト建設資金の0.2%未満で、海外メーカーの5%弱のサービス費用を大きく下回り、コストパフォーマンスおよび技術サービスの面で強みを握る。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年4月8日

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