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宇宙飛行士、天宮1号の床板を交換 生活をより便利に

 中国有人宇宙プロジェクトの報道官、有人宇宙プロジェクト弁公室副主任の武平氏は有人宇宙船「神舟10号」が打ち上げから2日後に、ドッキング目標機「天宮1号」とドッキングすると表明した。武氏は、「ロシアは三回の高速ドッキングを実施したが、これは宇宙船を追跡する制御システム、および宇宙飛行士の適応能力により厳しい要求を突きつけ、打ち上げウィンドウの選択についても制限的な条件が多く存在する。今後は中国宇宙ステーション建設の需要に基づき、高速ドッキング技術の研究・応用を実施する」と述べた。北京青年報が伝えた。

 ◆宇宙飛行士、天宮1号の床板を交換

 武氏によると、神舟10号は軌道上を15日間飛行し、宇宙飛行士の宇宙における生存能力、宇宙船による宇宙飛行士の生活・作業・健康の保障能力、改善措置の有効性について確認する。同時にまた、宇宙ステーションの建造に関する実験を実施する。神舟10号は任務期間中、天宮1号の床板交換、Oリングの交換など飛行中のメンテナンスを実施する。また状況に応じ、ランデブー試験を実施する。これらは宇宙ステーションの建造に向け、技術的基礎を構築する。さらに天宮1号の床板交換およびスペーシング装置により、宇宙飛行士の生活をより便利にできる。

 ◆天宮での生活、ネット接続が可能

 天宮1号の全長は約9メートル、最大直径は3.35メートル、発射質量は約8.5トンに達する。天宮1号は主に実験室と資源室の二つの船室に分かれている。実験室の前部のフレームにはドッキング用の装置が取り付けられており、神舟とのドッキングに用いられる。実験室の後部および資源室は非密封環境だ。実験室の後部には再生式生命保証システムが、資源室には各種設備(電力システム、ソーラーウイング、エンジンなど)が取り付けられており、宇宙船に軌道上飛行および空間応用実験のサポートを提供する。

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